日本最大級の病院検索サイトを運営する株式会社QLifeから、医療機関の利用の仕方の意向調査データを頂きましたので、ご報告いたします。


①今年、医療機関が受診する回数

あなたが今年、医療機関に行く回数は、去年と比べて増える/減ると思いますか?

変わらない77%、増える15%、減る8%


②「受診の回数が増える」と思う人の理由

漠然と健康状態に不安がある 50%

気になっている症状がある 46%

健診・検診で要注意データが出た 24%

時間の余裕がありそう 14%

家族・知人に通院を勧められている 8%


③「受診の回数が減る」と思う理由

気になった症状が治まった 34%

お金の余裕がなさそう 28%

漠然と健康状態に自信がある 24%

時間の余裕がなさそう 12%

健診・検診の結果データがよくなった 4%


④医療機関にかかった費用を抑える目的で、昨年より意識すること

真剣に治療に取り組んで短期で良くなる 37%

(積極的に医師と相談して)通院回数を減らす 28%

(積極的に医師と相談して)安い薬にする 23%

(積極的に医師と相談して)薬を減らす 12%

「費用が安い」と思われる医療機関を選ぶ 11%


ちなみに、家計が厳しくなる見込みのひとほど、「増える」も「減る」も多くなる傾向があったそうです。


⑤今年、「我慢」をして医療機関にかからない場合があった。

「大いに/時々あると思う」人が57%。特に20代〜40代女性では69%が「あると思う」と答えた。具体的に聞いてみると「(重くない)風邪」が大半であったが、少数意見として「歯痛」があり、医療機関に行かないで市販薬で済まそうとしているとの声がある。


⑥昨年より予防に努力

「昨年よりも予防に努める」のは46%、特に50代・60代男性、50代女性に「大いに努力する」層が多い。

具体的な努力の内容としては

食事 67%

運動 62%

睡眠 54%

うがいや身体を清潔を保つ 52%

予防接種19%

健診・人間ドックを受診 15%


厚生労働省の調査でも、「検診など」「人間ドック」の受診者は、それぞれ平成16年60.4%、4.9%→平成19年61.5%、5.5%と微増傾向を示している


このデータを見て判るように、100年に1度の不景気は、医療費への影響が出始めているといえる。その中で、予防への期待感が強まっている結果になっている。


歯科に置きかけて考えてみると、予防歯科をどう反映させていくのかだといえる。

特に50代以降の方が予防への興味が強まっていると考えると、歯の欠損と医療費の相関関係があること、歯周病予防の観点から歯が抜けると費用がかかり、それを抑えるには、早目の予防が必要だということなどをしっかりと伝えることができれば、地道に理解はされるように感じます。

また、短期集中治療への対策をどうするのか?というのも取り組む必要性がある課題のように感じます。


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