2010年 団塊の世代が全て60歳を越え総人口の約30%がシニア層に突入します。 

また、今後の患者様の傾向として

・既存患者の高齢化 

・歯周病予防の定着による患者の高齢化 

が予測されています。


その中で、今後の歯科医院においては、高齢化に合わせた医院づくり・看板・院内告知を意識する必要性が出てきているのではないでしょうか?

主な高齢者の方の特徴として


●視線が低い 

床高107.1165.1の範囲内を目安  

60歳〜79歳の平均身長:男性155.3154.3 女性143.8140.1
平均身長から算出した眼高:男性143.5143.0 女性131.9128.7


●色彩認識力の変化 ・暗いところが見えにくくなる 

・水晶体自体が白く濁って黄色化するので、寒色系の色光は通りにくくなり、青や紫系統の色は暗く感じられ、茶色と黒の区別がつかない 

・彩度を若干低く見積もる傾向がある。黒と青、赤と赤などは認識しづらい。 

区別しやすい配色例 黒と黄 黒と白 白と青 白と赤 クリームと濃い茶 

青と黄 紫と黄 紫と白 



●視力が低い 

文字の大きさは10ポイントから22ポイント紙面の大きさによって難しい場合もある) 

書体はゴシック体が分かりやすい 

弱視の方の見え方の特徴は、ぼやけてしまい、細部がわからない 

・一度に見える範囲が少ない・光がまぶしい・視線を向けたところがよく見えない 


などが挙げられます。


屋外では袖看板などは目線が高すぎて見えていない可能性があります。高齢化対策としてスタンド看板を使用することも一つの手段ではないでしょうか。いきなり全てという必要性はないとは思いますが、今後看板や院内ツールなどを製作するときは、ぜひ頭の片隅に意識して頂きたい要素です。


当社では歯周病を中心に高齢者の患者様が多い歯科医院には積極的に取り入れて提案させて頂いております。


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