男性に比較して女性の方が歯に関する興味を持っているというのは間違いありません。
例えば、自分の歯並びを気にしたことがあるか?というアンケート結果は、
男性 ある 21.4% ややある34.6%
女性 ある 35.0% ややある33.0%と大きく差が分かれています。
女性向けのかかりつけ医があるか?というアンケートには、全体の74.8%があると答え、またないが欲しいと17.4%が答えるなど実に9割以上の方がかかりつけ医の必要性を感じています。
また、歯や口の中の健康について気になることのトップは「歯の色」。6割の人が挙げています。2位は「歯垢・歯石」、3位は「口臭」でした。
歯の色が気になる人に「歯のホワイトニング」の利用意向を聞いたところ、8割以上が「やってみたいと思う」と回答。
しかし、「高そう」「歯のためによくない?」「余計に歯が汚れる?」など不安だらけで、
なかなか実行に踏み込めないのが現状になるようです。
今回のアンケートの際ののホワイトニングについての不安に思うことを列挙してみました。
【高そう…】
不安と言うより金額負担が高いことと施工時間中の口の中を我慢するのが大変そう (29歳)
【歯のためによくない?】
歯のためによくないのでは? 表面の組織などが壊れてしまうのではないか? ホワイトニング後はそれまで以上に汚れが付きやすくなってしまうのではないか? 永遠に繰り返さなければならないのではないか? 費用面も心配です。 (31歳)
【歯が削れる?】
歯の表面が削れて、後々のために良くないのではないかと言う不安がある (28歳)
【歯が傷むのでは?】
髪を染めると髪が傷むようにホワイトニング漂白で歯が傷んでぼろぼろになるんではないかという不安。 (24歳)
【余計に汚れる?】
やってみたいが、ホワイトニングも脱色などの種類があるみたいで、それによって、歯本来のコーティングが取れて、余計に食べ物や色が付着しそう。ツヤもなくなりそう。あと不自然な白さになりそう。 (28歳)
つまりホワイトニングやPTMCの潜在的需要は非常に強い。
しかしながらホワイトニングの価格への抵抗感、知らないが故の不安感を抱えている。これをいかに理解してもらうことができるかがポイントになってきます。
そして、間接的なプラス要因としてのホワイトニングをすることで、2位の歯石の問題や3位の口臭の問題などが緩和できることももっと明確にすべき内容だと思います。そのためいかに正確な情報を理解して頂けるかがホワイトニングへの第一歩を踏み出せるかのポイントになってきます。
また、女性の平日の退社時間は、平均18時21分だそうです。アフター5の過ごし方に関しては、ベスト1位食事、2位ショッピング、3位残業ではありますが、フィットネスクラブ(13.9%)、リラクゼーション・マッサージ(9.6%)、美容室・エステ(6.6%)計30.1%の方が健康や美に関することに時間を費やしています。この30%の中の存在にホワイトニングやPMTCが入ることができるのかが重要になってきます。
そのためには、仕事帰りに気軽に寄れる存在になれるかも重要だと思います。
普通の方はホワイトニングやPMTCにどれくらいの時間がかかるのか判らないと思います。遅くまでやっている歯科医院であれば、時間がどれくらいかかるか、また、何時までに入ってもらえば、対応できるのかなども配慮するだけで、患者様はより易くなるのではないでしょうか?
少し話がそれてしまいましたが、間違いなく女性は男性に比べてデンタルIQが高く、ホワイトニングなども含め歯に関心を持っています。
これを患者様に結びつけられるかは、情報の配慮が必要だと認識して頂ければと考えております。
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