本日も昨日に引き続き、カラーマーケティングシリーズです。
私の中でのデザイン的なカラーマーケティングで日本での第一人者の高坂美紀氏の色の持つイメージを参考に説明してみたいと思います。


例えば、保険診療を中心にした一般歯科や小児歯科の場合、親しみやすさや安心感、そして親切さなどのイメージを訴求したいのでないでしょうか。。
その場合の色使いにいいと言われているのが、下記の通りになります。
●親しみやすさ オレンジ、ベージュ、明るいグリーン、黄色のいずれかを丸い形で、あるいは布、
や木などの自然な素材で使うと親しみやすくなります。
●安心感
茶色、ダークグレイシュなグリーンなどの黄みがあって暗い色を使うと安心感を
与えられます。
●親切さ
深緑と白っぽいグリーン、茶色と白っぽいオレンジというように同系の明色と、
暗色を使って親切な感じを出しましょう。特にグリーン系とオレンジ系がおすす
めです。

予防などを中心にする場合は、入りやすさやナチュラル感のイメージを訴求してみてはいかがでしょうか?
●入りやすさ 明るい黄色、明るいオレンジ、明るいピンク、明るいグリーンのいずれかを白と
併用すると入りやすくなります。
●ナチュラル感
ベージュ、茶色、グリーン、オレンジの中からいずれかを使うことでナチュラルな
感じが出ます。このほかに、すべての「黄みとにごりが感じられる色」によっても
自然さが伝わります。


インプラントや審美歯科などを中心に自費診療をメインにやりたい場合は、
信頼感、ハイセンスな印象、高級感などのイメージを訴求するのもひとつだと思います。
●信頼感 紺、青、黒、チャコールグレーのいずれかを多く使いつつ、白、水色、銀色などの明るくクールな色を少し併用すると信頼されます。
●ハイセンスな印象
白と黒、紫と白、紫とグレー、ワイレッドとチャコールグレーというように、紫系統
の色とモノトーンを組み合わせるとハイセンスな印象になります。さらに銀色を
プラスすれば完璧。
●高級感
白と黒、黒と金、紺と銀、黒っぽい紫と金、というように黒に近い色に光るものを
組み合わせることで、高級感がつくられます。
*しかし高級感はやりすぎたり、場所によっては敬遠される場合もありますので、十分な配慮が必要です。


色の持つ力を理解すると、来院して欲しい患者様へのメッセージを看板に表現できると思います。
もし看板に迷うようであれば、色についても考えてみてはいかがでしょうか?

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