「視界性」とは、人の視点、つまり患者様の視点で調べる「歯科医院の見え方の度合い」のことをいいます。
この視界性が、立地の良否を判断する上できわめて重要なポイントのひとつで、また、この立地の悪条件を克服できる最適な手段が看板だといえます。
都心部を中心に、医院の外装や看板が何かに遮られることが多くあります。これを「視界障害」といいます。
具体的な例として
・街路樹 春前に物件を見るような場合は、とくに見落としがちなので、要注意が必要です。
・他店やビル
・他店の看板やのぼり旗
・放置自転車や往来している自動車
・電柱や電線・街頭
・駐停車している運送車両
・陸橋の橋脚 などが考えられます。
これを意識しながら
・物件直前の7m
・反対側方向の直前の7m
・医院近くのTGからの動線
・TGに向かう動線の 4つの視点で調べると、自院が患者様からどのように視界に入っているか理解ができます。
人々の視野に入りやすい看板とは、
歩行者を意識するなら7m、自動車からの認知を想定するなら、60m先からの認識を意識するといいと言われています。
また、一般的に人の視野は仰角(水平線から見上げ角度)10度より下だと言われていますから、仰角10度より下の範囲内で極力高い看板を設置するのが望ましいことを意識して、上記の視覚障害で弱い部分を補うことができれば、看板として最適な役割を果たすことができます。
看板をつける時も、患者目線でぜひ、一度医院の周りを見てはいかがでしょうか?
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