日本歯科新聞社の10月5日号で、日本私立歯科大学協会が5月に1000人を対象にインターネットで行った「オーラルケアを含む歯科医療」に関するアンケート調査を発表した。
通院の目的
むし歯の治療 84.9%
歯のクリーニング33.4%
定期健診 29.4%
歯周病の治療 18.2%
入れ歯・冠14.9%
歯科医院を選ぶポイント
歯科医院の技術 67.3%
評判 66.2%
歯科医師の人柄 60.7%
立地 53.7%
治療費用 43.1%
清潔感 43.0%
歯科医師以外のスタッフ 31.8%
治療方法の充実 29.6%
外観のイメージ 10.6%
その他 3.2%
自分の歯で食事を行えることが、健康寿命にどの程度重要だと思うか?
とても重要 55.2%
重要 40.5%
計 95.7%
口の健康が全身の健康にどの程度影響を及ぼすと思うか?
非常に影響がある 28.8%
まあ影響がある 46.6%
あまり影響がない 10.2%
分からない 11.7%
具体的な疾病については
分からない 50.3%
糖尿病 29.6%
心臓病 24.1%
肺炎 18.5%
関節炎 12.4%
皮膚炎 10.2%
その他 3.9%
上記アンケートを見てみると、複数回答可のため、完全な人数とはことなるがそれでも色々なことが推測できるのではないだろうか?
通院の目的については、
3分の1が定期健診なり、歯のクリーニングを目的としているという事実。
これは少なからず、予防歯科の定着化が進んできていると言える。しかし約7割は治療と考えると、まだまだ予防歯科への移行が十分に可能性が残されているといえる。
歯科医院を選ぶポイントについて
歯科医院の技術が一番になったということは、患者様が歯に関する色々な知識を付けてきているということや、その他の医院と比較し始めているという事実が分析できるのではないだろうか。
また、当社も情報を発信する上で特に配慮をしているが、先生が力を入れている治療方針は異なることが、患者様も分かってきているのではないでしょうか?
一般歯科、インプラント、歯周病、審美、予防、ホワイトニング、入れ歯など力を入れていることが違えば、必ず治療の方向性が異なります。患者様が、そのニーズにあった先生を選択したいという意志が生まれ始めているのであれば、技術を真っ先に注目する理由もよく理解できるのではないだろうか。
しかしながら実際に治療を受けていない患者様が選択基準に「技術」を求めてくるのではあれば、いかに治療方針や力を入れている治療が分かりやすく情報発信をできるかはかなり重要性を増してきているといえる。
健康と歯の関係性について
非常に重要であると答えた方が約3割というのは、正直、まだまだ歯の大切さを伝え切れていないように感じた。
かなり前にはなりますが、ブログでも取り上げた通り
平成17年7月の香川県老人医療費適正化に関する検討委員会の調べによると、
患者1人あたりの一か月平均医療費
歯の数が多いほど医療費が低い!!
http://ameblo.jp/shuukan/entry-10205277274.html
山梨県歯科医師会が発表した「高齢者における歯の健康と医療費に関する実態報告書」
http://ameblo.jp/shuukan/entry-10177738904.html
などの結果を考慮してみてもいかに、歯と全身の健康の相関関係が重要かは
まだまだしっかりと伝わりきれていないといえる。
ある先生からお伺いした話ですが、総合病院などでも歯が健康である方の方が病気が治りやすいため、積極的に口腔ケアを取り入れ始めているということや、保険点数が下げられる中、口腔ケアの点数が上がったのは国が口腔ケアの重要性を認めてきているとのことでしたので、この辺の情報についてはもっともっと積極的に患者様に発信することは重要なように感じます。
今後は超高齢化社会を迎える訳ですから、患者様の健康への貢献のためにも、しっかりとした情報発信をすることが患者様定着への近道かもしれません。
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