なぜ看板が大事なのかの理由のひとつとして、第一印象の形成要因は、視覚55%、聴覚33%、言葉7%と言われ、看板により瞬間的に形成されるイメージが、患者様の医院の印象となってしまう可能性があるからが挙げることができる。

その看板の形成されるイメージを与えるのに、色と並び、大事な要素として、書体である。


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例にあげた書体は、上から丸ゴシック、角ゴシック、明朝体、教科書体、楷書体、ポップ体、江戸川勘亭流、行書体である。

一般的によく使われるのが丸ゴシック・角ゴシック、明朝体。

丸ゴシック体は、役所関係や公共施設などの看板によく用いられています。親しみのある柔らかいイメージが特長です。歯科医院でもよく使われています。実は歯科医院のメインターゲットである女性に関しては、曲線を好むため、この書体は人気が高いです。

角ゴシック体は、新聞では見出しやアクセントに使用されています。良く言えば硬く強く真面目なイメージになるため、清潔感や誠実さが必要となる医療機関向きだといえます。

しかし悪く言えば、冷たいイメージになるため、寒色系との組み合わせは特に注意が必要です。

明朝体 新聞・雑誌などに適しています。比較的品質の高いイメージなるため、少しグレードの高い歯科医院を目指す方には向いているかと思います。しかしとがっているイメージが注射などを思い出させるため、敬遠される方もいらっしゃいます。

よく使われる書体のみの説明をしましたが、書体一つで雰囲気が変わるのも確かです。また、この書体をうまく活かすために、色の組み合わせを考えたり、また、看板の素材を考えることもできるかと思います。

せっかくの看板ですから、書体選びもぜひゆっくりと検討してみてはいかがでしょうか?

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