当社の看板を中心とした集患マーケティングをご提案する場合、昨日も年頭の挨拶で触れましたが、「どんな患者様に、どんな医療ニーズに対して、どんな医療サービスを提供したいか」を整理して、ターゲットを明確化します。
・治療的側面 どのような学会などに属して、どのような資格を持っているか
どのような患者様に治療を行っているのか
・設備的側面 他の医院と比較して充実している設備など
・エリアマーケティング側面 地域の人口の特長、周囲の歯科医院の状況
などを販促物と一緒にご提供することで、ターゲットという視点を意識しながら、デザインを検討して頂くようにしています。
エリアマーケティングに関しては統計調査(平成17年度)をもとに分析を行います。
特に5歳毎の年齢を比率で見て、どの年齢が多い地域を予め知って頂くことは、今後の治療を行う上で意識的に年齢を考えて行動する一つの指針となるため、非常に重要な内容だと言えます。
(思っていた以上に、周囲の人口の特長を知らない先生方が多いのも事実です)
今回お手伝いさせて頂いた歯科医院様は駅前の好立地で1991年から開業をされていたこともあり、移転前の患者層に関しては、50代〜60代前後が多いという特長をもっていましたが、実はこのエリアに関しては、30代前半が最も多く、30代〜40代が最大のボリュームゾーンの範囲でした。
この状況を推測で考えると、固定顧客に関しては、しっかりとFANかなされ、定期顧客化できている、また口コミで患者様が増えているが、その半面看板などを中心とした若い方の通りすがりタイプの利便性重視型顧客が少ないのではないかと判断しました。
この分析結果をもとに、30代〜40代の方も意識した集患マーケティングを実施することに致しました。
移転前の外観はこのようなデザインでした。
左側の建物が駅で、バスターミナルの一角のビルの左隅の2階歯科医院があります。
入口には動画式の看板やLED式の看板もあり、若干駅から歩いてくる方の視認性は弱いものの、十分に恵まれている立地です。
今回は、以前からスペースが手狭になり悩まれていたところ、同じビルの駅側の広い隣のスペースが空いたための拡張移転でした。
①全体
⑤夜間の看板
ロゴに関しては、18年以上定着化していることもあり、ワニのイラストを残し、キーカラーに関しては、今後、予防なども視野に入れたいという要望、ワニのイラストや内装との相性、視認性などを意識して、オレンジを選択致しました。
ポイントは②の駅側の看板にあります。
本来であれば駅前の好立地ということで、取りこめるはずの利便性重視型の患者様
が現状少ないという問題を考慮して、利便性重視型の患者様は選択しやすい訴求をピクト風に表現しました。
・駅前好立地
・夜間診療
・土日診療
・駐車場完備
・綺麗な内装 を最も見やすい位置に訴求しました。
また、歯科医院ということを訴求するのにあたり、イメージを重視して、最も目立つまどには、歯の奇麗な女性が笑顔の写真を使用しました。
今後の歯科医院の目標のひとつでもある予防重視型を考慮するうえでは、明るい雰囲気、入りやすさを訴求するための配慮でもあります。
その他のピクトの内容は
・予防歯科ユニット完備→今後の予防重視型、また自費治療の訴求のための術後のメインテナンス対応の充実を意識しています
・院内技工室完備→自費治療において、院内技工室の完備は、選択ポイントの一つです。
・訪問歯科→今後の高齢化社会の上では重要な差別化ポイントの一つです。
です。
この訴求を行うことで、駅前の好立地であるだけではなく診療体制がいかに整っているかをしっかりと説明しています。
またロータリー側の窓面では院内写真を使って訴求をしました。
残念ながら1階に写真などを説明するスペースを確保できなかったことあり、若干の見づらさはりますが、2階の窓を利用しました。
この窓を選んだのには選んだのは、バス亭のやロータリーの椅子から最も見やすい位置という立ち止まる方が最も多いためです。
2階ということもあり、女性には心理的圧迫感を強く持っている患者様もいらっしゃいます。そのため、院内写真を使うことは、空中店舗に関しては必要不可欠です。
また写真を利用して、自費治療に関する設備の充実さなども訴求しています。医療法の上の問題や、自費治療は価格も比較の対象となり重要ということを理解して頂き、
(自費治療・価格)の表現は忘れずにいれています。
院内の写真をよく見せるために、撮影もプロのカメラマンに頼んで対応して頂きました。
全体を通して窓貼りシートに関しては、ユニットのある位置は外が見えた方が診療中の患者様がリラックスできるとの先生からの要望もあり、内部からは見え、外部からは見えづらい反射シートを貼るだけにしました。
しかし、下の不動産の看板が大きいこともあり、全体を点ではなく、面で見て頂ける様に、オレンジの下帯を入れています。
下帯部分には、ロゴマークとsince1991と入れることで、新しくリニューアルはしたけれども、しっかりと地域に密着した医院だということも訴求しました。
この帯を入れるのと入れないので、全く見え方が変わりますので、絶対に配慮した方がいいと思います。
また、イメージ写真に関しては、女性の写真だけではなく、年配の方が今まで入りやすいように、年配の方の楽しそうに食事をしている写真や、30代・40代を意識して家族で楽しそうに食事をしている写真も使用しました。
食事の写真を使用したのは、「自分の口で好きな物をおいしく食べられる喜びを実感して頂ける治療」を心掛けていますというのが、医院のキャッチコピーだからです。
イメージ写真に関しては、デザイン性だけを重視してしまうと、想像しやすい分、偏った見え方になってしまいターゲットを限定してしまい、一部の患者様が入りづらくなる可能性もありますので、ご注意ください。
(当社では歯科医院に使用しやすいイメージ写真を約750枚確保しており、確保している写真に関しては、無料で提供しています)
今回は、同じビルということもあり、今まで使っていた看板も有効に再利用しました。
今まで2階につけていた大きな看板に関しては、全く同じ看板のまま移設をしました。
これは年配の方が利用する上で、全く変わってしまうと判りづらかったり、入りづらくなったりするための配慮で、1、2年経過して、今の場所や看板が定着したタイミングで、デザインをリニューアルしようということになっています。
また、1階に利用していた看板も建物の裏側に広告面を交換して、移設しました。
これは駅に向かう方が必ず目に入る場所のため、非常に広告効果が高いと判断したためです。
移設の場合は、既存の看板をうまく利用することで、低コストに抑えることができます。実は、最近は廃棄代が高い関係上、広告面の交換だけで済むくらいであれば、
廃棄するよりに安上がりに済む場合もあります。ぜひ看板屋さんに相談してみてはいかがでしょうか?
また、看板以外の販促物についても対応させて頂きました。
①開業チラシ
開業チラシに関しては、看板で利便性重視型の方には十分に訴求できていることを配慮して、デンタルIDの高い方や、自費治療の医院を探されている方にメッセージが届くように配慮しました。
表面に関しては、利便性重視型の方が選ぶPOINTに関しては、見やすい位置に訴求POINTを入れるようには配慮しました。
リニューアルのPOINTとして、予防専用ユニット、技工室完備、滅菌などの安全性、インフォームドコンセントの取り組みなどの説明をしています。
裏面に関しては、自費治療の設備面や説明を載せていますが、看板同様に自費治療・価格の訴求はしっかりとしています。
また、以前のブログでコメントしましたインプラントの手引きや、デジタルサイネージも作成させて頂きました。
自費治療は、患者様がからご紹介して頂く口コミこそが、最も最大の要因となっており、またクレームも起こりづらいという特長があります。
そのため来院して頂いた患者様に、自費治療への取り組みはもちろんのこと、医院の医療理念や設備などもしっかりと理解して頂き、口コミが起こりやすいような仕組みを作ることが重要です。
インプラントの手引き
http://ameblo.jp/shuukan/entry-10224297075.html
http://ameblo.jp/shuukan/entry-10371088189.html
デジタルサイネージを通して、当社のオリジナルのリーフレット
・妊婦歯科治療のすすめリーフレット
http://ameblo.jp/shuukan/entry-10210924569.html
・団塊の世代向け歯周病予防リーフレット
http://ameblo.jp/shuukan/entry-10215601811.html
も使用して頂いております。
現在、院内の設備や医療機器の説明、そして自費治療の取り組みを知って頂ける様にリーフレットもリニューアルに向けて着手しています。
当社の目標としている歯科医院の集患マーケティング戦略のパートナーを具現化させて頂いている医院様だといえます。
今年もリーフレットはもちろんのこと、デジタルサイネージを通して、医院の取り組みを訴求するお手伝いを全力で取り組むさせて頂きます。
看板・リーフレット・ホームページなどの問い合わせは
歯科業界専門看板会社 株式会社Dental Sign 担当 原 まで
HP:www.shuukan.com
メール:hara@shuukan.com
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県は無料現場調査・無料診断受付中
その他の県に関してもメールなどの問合せは無料ですので、お気軽にどうぞ!