集患マーケティング戦略のすすめ

株式会社デンタルサインのブログです


オーラルケアグッズの可能性について

オーラルグッズの可能性について先日のブログでも取り上げさせて頂きました。

http://ameblo.jp/shuukan/entry-10168362120.html

http://ameblo.jp/shuukan/entry-10167494056.html


本日は、ヤフーバリューインサイト社様が4日、生活者情報マーケティング・データ「C-NEWS」で、オーラルケアに関するライフスタイル調査の結果を配信されていたので、取り上げてみようと思います。

https://c-news.jp/c-web/ShowArticle.do?did=01&aid=00011376

調査対象 10代・20代・30代・40代・50代以上 男女100人づつの1000名

調査結果のポイント


●歯磨きの頻度、最も多いのは「1日2回」

●1回の歯磨き時間は「3分〜4分程度」39%

●オーラルケア用品の情報入手は「店頭」45%「テレビCM」34%「歯科医院」16%

●用語購入の重要ポイントは「価格」「効果・効能」

●今後、もっとオーラルケアの必要「ある」72%

●現在の悩みは、男性「虫歯」女性「歯の色」


この数字から分析できることには、オーラルケアに必要性は7割以上の方が感じている。しかも価格に次いで2番目の理由で「効果・効能」を気にしている。


にもかかわらずオーラルケアで、「店頭」「テレビCM」と「歯科医院」との差が大きく離れているとみると、ほとんどの方が説明なしで判断している情報なのだと思います。


「歯ブラシ」がどのような基準で選ぶべきなのか、「歯ブラシの正しい交換時期」などをしっかりと情報発信することで、情報入手先の一番手が歯科医院になることが、

「効果・効能」を一番にする上で必要なことかもしれません。


注目されていることは確かです。ぜひ的確な情報を提供してみてはいかがでしょうか?

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インフォームドコンセント

2008年12月のアポロニア21に気になる記事がありました。


歯科医師会会員

あなたは常にインフォームドコンセントを心がけていますか?

はい89% いいえ0% ときどき忘れる 11%

あなたの説明に患者さんは納得していると思いますか?

はい 43% ときどき自信のない時がある 55% いいえ1% 無回答1%


市民

わかりやすい説明がありましたか?

はい 33% いいえ61% 説明があるときとないときがある6%

遠慮なく何でも相談ができますか?

はい 76% いいえ16% 記入なし8%


歯科医師会会員

次回の負担金額を事前に患者様に伝えますか?

はい16% いいえ3% 時々忘れる5% いつもではないが高額になるときは

知らせる75%


患者様が負担金額が高いと感じるのはいくらだと思いますか?

1位 3,000円以上 2位5,000円以上 3位2,000円以上 


市民に聞いた場合は2,000円が一位だったそうです。


当社もリーフレットやホームページを作成する際に、インフォームドコンセントを重視していますとよく書くこともあり、先生方が意識されていることを十分に理解していますが、まだまだ患者様には届き切れていないのが現状のようです。

専門用語も含め理解している先生と、言葉を全く理解していない患者様とで、口頭で話をするので、どうしてもギャップが出てくるように感じます。

特に私も患者だった時を思い返してみると、レントゲンの見方が判らないので、なんとなく言っていることは判るのだが・・・ってなっていた気がします。

レントゲンの見方も含め、患者様に手渡しできるツールの必要性をすごく感じています。患者様でも簡単に理解できるような目線でのインフォームドコンセント用の辞典のようなものがあると少しは改善するのかなと感じました。


また、金額に関しては、払えない時は患者様も気まずいものです。

ぜひ、受付の方の協力を仰ぎ、費用の告知をしてもらいたいと感じました。



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看板を考えるときは視界性を意識しよう!

「視界性」とは、人の視点、つまり患者様の視点で調べる「歯科医院の見え方の度合い」のことをいいます。

この視界性が、立地の良否を判断する上できわめて重要なポイントのひとつで、また、この立地の悪条件を克服できる最適な手段が看板だといえます。


都心部を中心に、医院の外装や看板が何かに遮られることが多くあります。これを「視界障害」といいます。


具体的な例として

・街路樹 春前に物件を見るような場合は、とくに見落としがちなので、要注意が必要です。

・他店やビル

・他店の看板やのぼり旗

・放置自転車や往来している自動車

・電柱や電線・街頭

・駐停車している運送車両

・陸橋の橋脚 などが考えられます。


これを意識しながら

・物件直前の7m

・反対側方向の直前の7m

・医院近くのTGからの動線

・TGに向かう動線の 4つの視点で調べると、自院が患者様からどのように視界に入っているか理解ができます。


人々の視野に入りやすい看板とは、

歩行者を意識するなら7m、自動車からの認知を想定するなら、60m先からの認識を意識するといいと言われています。

また、一般的に人の視野は仰角(水平線から見上げ角度)10度より下だと言われていますから、仰角10度より下の範囲内で極力高い看板を設置するのが望ましいことを意識して、上記の視覚障害で弱い部分を補うことができれば、看板として最適な役割を果たすことができます。


看板をつける時も、患者目線でぜひ、一度医院の周りを見てはいかがでしょうか?


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看板のデザインにおける6つのポイント

看板を作成するときにデザインにおいて考えるポイントは6つあると言われています。

可視性が高い・・・見やすく、注目できるものがある

可読性が高い・・・文字が読みやすく、内容がすぐにわかる

造形性が高い・・・バランスやリズムに協調的であり、バランスがとれたデザイン

独創性が高い・・・個性も感じさせるものである

象徴性が高い・・・看板を見ると内容を暗示したり、象徴的なもの

親近性が高い・・・誰にでも受け入れやすいもの

になります。

当然ながら、全てを100%にすることを難しく、どの点かに力を入れたり、バランスを重視する必要性があります。

可視性や可読性を重視するのであれば、文字ができるだけ多かったり、文字と補色の色を背景に選んだりする必要性があり、どちらかというと、バランスは決められたサイズに大きな文字が入るため、崩れてしまう可能性があります。逆に造形性を重視する場合は、文字が小さくなり、可視性や可読性が弱まる場合も考えられます。

そういう意味では歯科医院の集患したいターゲットに届くために、どちらを優先にするべきかを考える必要性があります。

独創性や象徴性に関しては、歯科医院自体の存在が多い今、看板も特徴があるものを作ることにより、身近に覚えてもらえるものなどにするといいと思います。

昔と比較すると技術の発展とともに、FRPなどによる造形看板も価格が安くなってきていますから、歯の形や歯ブラシの形などの看板があってもいいと思います。

また、今後は予防歯科を中心とした身近な存在である歯科医院を目指すのであれば、親近性に関しても重視すべきだと思います。

そういう意味では、先生のイラストや動物のイラストなども効果的ですし、歯科医院のロゴによるブランド展開は非常に重要だと思います。

デザインに関しても、先生方の来院して欲しい患者様が明確になっているからこそ、判断基準が生まれると思います。ぜひ、対話を重視したデザインを心がけて頂ければと思います。

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看板デザインの書体も丁寧に考えよう!

なぜ看板が大事なのかの理由のひとつとして、第一印象の形成要因は、視覚55%、聴覚33%、言葉7%と言われ、看板により瞬間的に形成されるイメージが、患者様の医院の印象となってしまう可能性があるからが挙げることができる。

その看板の形成されるイメージを与えるのに、色と並び、大事な要素として、書体である。


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例にあげた書体は、上から丸ゴシック、角ゴシック、明朝体、教科書体、楷書体、ポップ体、江戸川勘亭流、行書体である。

一般的によく使われるのが丸ゴシック・角ゴシック、明朝体。

丸ゴシック体は、役所関係や公共施設などの看板によく用いられています。親しみのある柔らかいイメージが特長です。歯科医院でもよく使われています。実は歯科医院のメインターゲットである女性に関しては、曲線を好むため、この書体は人気が高いです。

角ゴシック体は、新聞では見出しやアクセントに使用されています。良く言えば硬く強く真面目なイメージになるため、清潔感や誠実さが必要となる医療機関向きだといえます。

しかし悪く言えば、冷たいイメージになるため、寒色系との組み合わせは特に注意が必要です。

明朝体 新聞・雑誌などに適しています。比較的品質の高いイメージなるため、少しグレードの高い歯科医院を目指す方には向いているかと思います。しかしとがっているイメージが注射などを思い出させるため、敬遠される方もいらっしゃいます。

よく使われる書体のみの説明をしましたが、書体一つで雰囲気が変わるのも確かです。また、この書体をうまく活かすために、色の組み合わせを考えたり、また、看板の素材を考えることもできるかと思います。

せっかくの看板ですから、書体選びもぜひゆっくりと検討してみてはいかがでしょうか?

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看板屋の考える医院名

みなさんは医院名をどういう基準で選ばれましたか?本来であれば、保健所などの兼ね合いもあり、名前、地域名などが多いみたいです。

それ以外の名前の付け方で、昔、多かったのが、あ行の歯科医院です。昔は電話帳で歯科医院を選んでいた時代だったため、あ行だと先頭になるため、それを意識して医院名にしたそうです。

最近は時代も変わり、名字ではなく、名前が使われることが増えてきているみたいです。なぜ?今は、ホームページを意識する時代、一般的な名字だと検索に引っかかりにくく、名前だとすぐ検索されるからだそうです。


これからは少し、看板的な医院名のお話をしたいと思います。

仮に名字にすると決めたとしても、医院名は色々なつけ方があります。

原歯科医院・原歯科・原歯科クリニック・原デンタルクリニック・HARA DENTAL CLINICなどが一般的でしょうか。


恐らく全く同じサイズの看板にした場合、最も遠くから歯科だと判るのは、原歯科です。

迷われている先生方には必ず言うのですが、カタカナ表記やローマ字表記は、看板にすると歯科だと判別しづらいです。デジタル○○なんてお店があるから紛らわしいのだと思います。また歯と書いてある看板は、歯科以外の可能性は非常に低いため、、歯科医院だとすぐに認識できるメリットがあります。

原歯科と原歯科医院とでは単純に文字量が違うため、文字が少なければ少ないほど、文字は大きくできること。(但し、横幅がせまく縦に長い看板の場合は、同じに大きさになる場合もありえます)また、漢字が並びすぎると埋没することが理由です。

歯のマークだったり、ロゴだったり、写真だったり、様々な方法で、歯科をイメージすることができるとはいえ、やっぱり看板にするなら、歯科という言葉を入れてほしいと思うことがあります。



一生涯、医院名を変えることはないわけですから、どんな基準で選ぶにせよ、しっかり説明できる医院名をつけることが一番大切だと思います。その決めた医院名をしっかり当社で意味のある看板にしたいものです。先生方が大切にしているように、私たちも大切に接していきたいと思っています

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看板を作成時は、TGを意識しよう。

「TG」とはTraffic Generatorの略で、これは、「交通発生源」と訳し、「交通を誘発させるもの」という意味です。

交通を誘発させるものとは・・・

・駅

・大型交差点

・大型小売店

・大型ビルの出入り口 など

別の言葉で表現すると「お金を使おうとしている人がたくさん、それも毎日、違う人が集まる場所」ということができます。

街には必ず人が集中する場所があり、たいていの場合、そのような場所に近づければ立地がよい、つまり店の売り上げが高くなると考えられます。

TGは、集まってくる状態、集まりではなく「交通発生源」と言われるように「集まってくる」という、人の動きに注目したものです。

TGを探すということは、つまり「なぜ交通が発生するのか」「どうして、ここに人が集まってくるのか」という、その目的を見ることでもあります。

人が行動する目的を整理してみると、人間が本質を持っている真・善・美・利という4つの価値分類があることがわかります。

真・・・真実を追求する・・・勉学・研究行動(学校・研究所・講演・・・)

善・・・善悪を区別する・・・社会貢献行動(会社・通勤・事務・営業・・・)

美・・・美・快楽を求める・・・遊楽行動(レジャー・鑑賞・美食・・・)

利・・・利得、利益、便利を求める・・・購買行動(商品・サービスの購入・・・)

この4つの価値分類のどれを目的にしているかによって、店舗の売り上げへの影響度合いが異なります。TGにつながる価値に関しては、経済的な利益がかかわることなので、利>美>善>真の順位で影響を及ぼすと考えるべきだと考えてください。


上記の視点を踏まえて、歯科医院の周囲にTGになりえるものを整理してみると、いいと思います。駅や大型小売店、大型交差点などに付随して、駐車場や駐輪場、横断歩道もTGになることもあります。また、歯科医院においては、地域の方が利用するものを意識した側面を持つため、バスの停留所や、団地の出入口、町中の公園の入り口なども十分にTGとしての役割を果たすので、注意する必要性があります。

このTGを把握することで、看板をどのような位置に、どのような角度でつける必要性があるのかを意識することが可能になります。

また、TGとの距離を意識できると、文字の大きさなどの設定をする上で役に立つため、看板の大きさも考慮して作成することができます。

ぜひ、一度整理してみてください






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口コミ情報サイト「QLIFE」患者さんの声収集代行キャンペーン

今回は、QLife株式会社の主催の「患者さんの声」収集代行キャンペーンをご紹介させて頂きます。

QLife株式会社は、病院検索サイトを中心として、「医療と生活者の距離を縮める」をコンセプトに様々な「コミュニケーション」を提供する総合医療メディアです。

皆様もご存じかもしれませんが、会社名でもあります病院検索『QLife』は、「前向きで、良質な口コミが大量に集まる」 「月90万人が病院探しに訪れる」日本最大級の病院検索サイトで有名です。

QLifeに関しては、下記のような特長を持っています。

利用状況(2008年8月時点)

▼月間総ページPV数:700万pv

▼月間利用者数:90万人

   新規ユーザーが70%

   内、90%以上は「病院探し」検索経由

▼登録会員数(口コミ会員数):14万人

アクティブユーザーは30代・女性・家族持ち

(登録会員主要属性より)

▼女性54.0%

2019.5%3043.3%4024.5%の他

▼配偶者61.5%、小学生未満の子供23.4%

 小学生の子供11.7%、中学生6.1%、高校生5.6%

●超実用情報は、病院を探す人たちの強い味方です。

生活者のニーズが高い病院評判口コミを、厳格な投稿管理のもと、圧倒的・大量に、保有・公開しています。口コミは病院選びで最も重視される情報源、かつ、病院と生活者をつなぐコミュニケーション手段です。

●無責任な批判は一切排除しています。

明快な運営コンセプト、完全二重チェック体制の運用によって、インターネットにありがちな、誹謗中傷や無責任な批判は一切排除しています。また、薬事法、プロモーションコードも遵守しています。インターネットには存在しなかった運用です。

●自サイトにとどまらず、情報網は次々と増殖します。

優れた、オリジナリティのあるコンテンツが評価され、多数の有力サイトと提携し、病院情報・口コミ情報を公開しています。提携サイトは、まだまだ拡大します。

コンテンツ供給提携サイト群(20089月現在) GoogleYahooヘルスケア、MapionAUonecyboze.net、えるこみ、げんきGO!GO!YOMIURIONLINE

●ドクターからも評価、賛同、ノークレーム。

「来年の医療の台風の目になる予感さえします。」「自分の評価を知ることができるのはとてもいい。」「患者の声がリアルに聞けるのは貴重ですね。」「スタッフに他の病院(の口コミ)を見るよう薦めています。」

そのQLife株式会社主催のキャンペーンは、

医院で、「患者さんの声」調査キャンペーンのチラシを配布して頂きます。

患者さんにチラシに書いてあるサイト(携帯・パソコン)でアンケートに回答して頂きます。当院の良いところ(自由回答)、当院の改善すべき点(自由回答)、スタッフ応対面(5段階評価)医師応対面(5段階評価)時間関連面(5段階評価)施設設備面(5段階評価)あなたの性別を教えてください(選択)あなたの生年を教えてください(選択)をアンケートします。

アンケート結果レポートを提出

回答の集計・一覧・他院との比較を紙レポートでお届けします。

口コミネット公開

「口コミ」として、Qlife株式会社が通常の基準で有益と判断した情報を「病院検索QLife」に公開します。また、Qlifeが提携する各メディアに口コミ情報として、供給されます。

GoogleYahooヘルスケア、MapionAUonecyboze.net、うるこみ、げんきGO!GO!YOMIURIONLINEという流れになります。


東京都某区開業歯科で「QLife」掲載医療機関データの利用閲覧状況比較調査をしたところ、口コミのアリ・ナシの医院数 アリ31% ナシ69%(総数672件)口コミ「アリ」医院数 206件 1院当たり口コミ数2.13

口コミのアリ・ナシ 1院当たりの平均閲覧数比較 アリの場合は508回、ナシの場合は55回と、その差10倍近くの閲覧に差がでる結果になりました。

今回は実際に通院している歯科医院にご協力して頂くことで、より多くの患者さんから有益な口コミ情報を収集することを目的としています。

前回の収集キャンペーンでは、105件の医療機関が三顧して、参加医院の平均回収数は、13.56件(但ししっかり手渡しをしていた医院と、受付などで置くだけだった医院とではかなりの差が出たようです。)

アンケートの属性回答集計によると、303936.6%404922.4%202921.5%、男性31.30%、女性68,70%と、歯科医院の集患において最もターゲットにしていることの多い20代〜40代の声を聞くことに成功しています。

今回、当社がQLife株式会社様と提携して、この「患者さんの声」収集代行キャンペーンのご提案させて頂いているかというと、

医院に通っている方にアンケート形式で回答頂き、口コミとして、口コミサイトに掲載されるメリットが大きい

アンケートの良いところを患者様からの意見を聞くことで、今後の看板・リーフレット・ホームページに活用できる。

アンケートの改善点を聞くことで、医院運営の中での改善点を明確にする

満足度調査を実施することで、院内のモチベーション管理や、向上に役立てる

と患者様の声を聞くことで、より充実した提案を行えると考えているからです。

今回のキャンペーンは、212月開催(1か月間)で、締め切りが1215日になります。

*次回開催予定は6

金額に関しては、QLife株式会社もサイトの充実を目的としているため、50,000円(税別)と満足度調査をするには、非常にリーズナブルです。

もし興味がある方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせを頂ければと思います。

QLIFE「患者さんの声」収集代行キャンペーン 販売代理店

株式会社Dental Sign 担当 原

電話050-3581-4060

携帯090-1055-4831

メール hara@shuukan.com

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PMTCに関する集患マーケティング戦略

歯科医院の壁にポスターでよく見かけるPMTCの文字。予防歯科においては、このPMTCの価値を理解して頂くことが一つのPOINTになるのではないでしょうか。

PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略で、セルフケアでは落とすことができないバイオフィルムを破壊するプロフェショナルな歯のクリーニングのことをいいますが、この内容って、患者様にしっかり伝わっているのかなとよく感じます。各医院様でもやり方が少し異なるようですが、基本的にはプラークの染めだし、

PMTCペーストの塗布、隣接面のクリーニング、頬舌面、咬合面のクリーニング、洗浄とフッ素物の塗布が一般的なやり方になります。

また、患者様に伝えなければならない最大のPOINTが、効果です。PMTCはアクセルソン博士による長期研究の事例によると定期的に続けると、

●自宅で歯みがきだけの場合と比べて、ほぼ確実に虫歯の発生を予防できます。

6年間に治療を行った歯面数 PMTC&セルフケア わずか0.2歯面。

セルフケアのみ 14歯面

●歯ぐきを健康な状態に保ちます。 

歯ぐきが下がってしまうのは、歯周病のサインです。PMTCを続けることで歯ぐきは健康な状態に保ち、歯周病の発生と進行を予防できます。

6年間の歯肉の変化です。

PMTC&セルフケア +0.1mm

セルフケア -1.2mm

という具体的な結果を残しています。つまり、PMTCを行うことで、より健康的な美しい歯を保つことができるということをしっかり理解して頂くことが大事です。

予防の説明も含め、ユニット付近でポスターなどを使い、しっかり効果などを伝えることができれば関心を持つ方は増えると思います。

また、このPMTCをやってくだっさった患者様には、予防の重要性や、セルフケアをする上での注意、そして、ジェルなどを進めるなどをするのも大切だと思います。

歯科医院によっては、年3回をセットチケットにしているところもあるそうです。確かに継続性が必要であり、また、固定客化ができるという意味ではとても有意義なものだと思います。

もっともっとPMTCを進めてみてはいかがでしょうか?


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日本デンタルショー 最終編 ぺリオマイクロ

以前ブログで説明させて頂いたとおり、当社で考える最も注意すべきターゲットは、団塊の世代だと感じております。

歯科業界で最も売上げや来院数が多いといわれる60代に、日本で最も人数の多い団塊の世代がなり始めております。

年齢が高くなればなるほど、医療機関の変更は少なくなるといわれている中で、昼人口の存在であった団塊の世代が、いまようやく夜人口になるタイミングを迎えています。つまり今まで仕事先の近くで歯科医院に通っていた人が自宅付近で捜すことをする唯一のタイミングでもあります。今までわが身を顧みず、仕事に集中してた人たちが、定年を迎え、ようやく自分を大切にする時間を持てるわけです。また将来、充実したシニアライフを過ごすには、歯は大切な役割を果たしています。

年配の方の最大の歯の悩みは歯周病です。歯周病は55歳を境に重度患者が増え、歯を失う機会を増やすといわれており、60代前後の方の場合、深刻化してくる人が多いといわれています。以前のブログにも書きましたが、(http://ameblo.jp/shuukan/entry-10154153423.html歯周病の特長としては、歯肉炎・軽度・中等・重度歯周炎と、段階を追って、ひどくなることと、段階別で治療方法が分かれることが挙がられます。

当然ながら、治療において歯周病の症状を管理することが最も大切であり、その状況を比較しながら、症状を治療をしていく必要性があります。

以前なら、恐らく、その症状の管理をレントゲンだけで把握していたと思います。しかし今回、城楠歯科商会のブースで拝見したオリンパスのぺリオサーバー/ぺリオマイクロは、口腔内の写真や、顕微鏡の画像まで全て管理できるそうです。

患者様の様々な情報を一元で記録・管理。治療前、治療後の動画像を同時に表示、しかもタッチパネルで簡単に操作でき、典型的症状の比較もできるそうです。

まさに歯周病を管理する上で便利なツールだと痛感しました。

歯周病予防はもちろんのこと、通常の予防も含め、今まで通っていただいていた歯科医院の強みは、前回の状況と比較することができるということではないでしょうか。だからこそ、歯周病治療において、比較の大切さを患者様に認識することができれば、自院に間違いなく通うことができるかかりつけ医の存在になれるはずです。

金額は高額ということではありますが、歯周病の症状を管理して、固定客をつかむ、高齢化社会において、最大の武器にもなるツールだと感じました。

皆様の歯科医院ではどのような患者様の管理を行っていますか?


何度かに分けてご説明してきました日本デンタルショーでの当社の感じた視点は、今回で終了とさせて頂きます。もっともっと説明したい商材もありましたが、当社でもさらに勉強して、役に立つ情報として、また、別の形で説明していきたいと思います。


忙しい中、ご説明してくださった関係者の方々、本当にありがとうございました。

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