各診療科目別の説明にも載せていますが、自費治療に関しては、金額も高額なためしっかりと説明ができる自費ツールが必要です。
自費治療の集患マーケティングを考慮するときに欠かせない考え方が、最寄品と買回品です。
●最寄品 日常的に高い頻度で購入するもの、価格も安い。例としては食品やトイレットペーパー、洗剤など。スーパーなどの最寄の店舗で購入するので、このように呼ばれる。
●買回品は、機能や品質、価格などをかなり考慮していろいろな店舗で見比べて購入するもの。価格も最寄品よりも高い。例としては、家電、衣料品、家具など。 にあたります。

これを歯科業界に当てはめてみると、
一般歯科(保険治療)=最寄品
矯正歯科・インプラント・ホワイトニングなどなど専門的なもの(自費治療)
=買回品 に区分けできます。

一般歯科の対策は最寄品のように、数ある歯科医院の中でも身近な存在になることがポイントだと思います。そのためには、周囲の人に歯科医院の存在を知ってもらうことが最も重要なカギになります。つまり看板が最も大切なツール。自費治療の対策は、買回品のように見比べて決まるもの。つまり、患者様が数ある歯科医院から選ぶ中での情報を判りやすく提示することがポイントです。

つまり、新規患者への比較検討の情報を提供しやすいホームページと、従来の患者様に関しては、患者様がゆっくりとみて比較しやすい自費ツールが最も大切なツールだと思います。

自費治療に関しては、診療科目によってターゲットが異なるため、訴求ポイントは異なりますが、金額に対する価値が理解できるものが必要になります。また、患者様の多くは金額が高額な場合は、家族の打診が必要となるため、患者様が、家族に説明しやすい利点を明確にしてあげる必要性があります。
また、女性を中心に比較を楽しむ傾向が強いので、楽しく比較できるようにしてあげるのもポイントです。

No related posts.