売上の仕組みを踏まえたマーケティング戦略
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集患ツール作成の目的
看板やリーフレット、ホームページなどの集患ツールは、それを作ること自体が目的ではありません。本当の目的は、来院してほしい患者さんに的確なメッセージを伝えることにあります。
その実現のためには、一度、売上の仕組みを理解して、来院してほしい患者層を分析し、その上でどのようなマーケティング戦略を策定すべきか考える必要があります。
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新しい患者様を増やすには看板の見直しが効果的
新しい患者さんを増やすマーケティングの場合は、まだ医院の存在を知らない、もしくは知っていても選んでもらえない方たちへのアプローチになるため、看板の見直しが最も効果的な方法だといえるでしょう。その際に知っていていただきたいのが、「遠視・中視・近視」の考え方です。この考え方を知っていると、自院の看板にどのような欠点があるのかが明確になり、看板の見直しをする際に無駄がなくなります。また、看板は老朽化するものです。汚くなった場合は当然清掃も必要ですし、看板自体のリニューアルも実施する必要があると思います。例えばホームページなどで、抗菌処理対策を充実していると告知していても、看板などが汚れていると、患者さんは二の足を踏んでしまうものです。
リピート患者を増やす手法
リピート患者を増やすマーケティングの場合は、医院独自の積極的な取り組みが最も必要となります。リコールハガキ、携帯メール送信など、ある一定の決まりを作ることで、医院全体で取り込む仕組みを構築することも可能です。
また、医院全体で患者さんへ歯に関する情報提供をしっかり行うことで、患者さんの歯科医療の知識を高めていくことも重要になってきます。何より、リピート患者を増やすことの喜びを共有することが、院長はもちろん、歯科衛生士・歯科助手・受付といった従事者のモラル向上にも役立ちます。歯科業界全体の競争が激化する中で、最も力を入れていかなければならない視点です。
自費治療のためのマーケティング
自費治療の患者さんを増やすマーケティングの場合は、医療法の関係上、看板だけではアピールが難しいといえます。しかし、看板のデザイン性を重視することで、医院全体の高品質な雰囲気を訴求し、患者さんに付加価値を期待させるような外観を作り出すことは十分に可能です。また、看板に院内設備の写真などを入れることで、間接的に自費治療の選択要素となる内容を訴求することもできるでしょう。
しかし、新規の見込み患者を見付けるのであれば、医療法の広告規制に抵触しないホームページに頼る部分が多くなるのも確かです。また、自費に関して最も重視しなければならないのは、ホームページ同様医療法の広告規制に抵触しない、院内のリーフレットと院内ポスターです。自費治療の患者さんの最大の来院動機は、医院の口コミだからです。つまり、患者さんに自院の取り組みをしっかりと理解していただき、口コミを広めてもらうのが最も効果的だといえるのです。
集患ツールの本当の意義
実際にどのような患者さんに来院してほしいかを想像してみて、集患マーケティング戦略を策定してみましょう。集患ツールを作ることを通して、歯科医院の方向性を明確化し、医院全体で本当に来院してほしい患者層をイメージすることができれば、理想とする歯科医院づくりにおいて、集患ツールは重要な戦力のひとつとなるのです。ツール作成の本当の意義は、「どんな患者さんに来てほしいか」を徹底的に考えることによって、医院全体の患者さんに対する意識が改まるという点にあるといえるでしょう。